着物の仕付け糸をほどいて、身軽に生きていけるように。
お疲れさまです。
himaです。
今年で最も昼の時間が長い「夏至」を迎えた。
若い頃は、季節の節目なんて
何も思わなかったけれど
歳を重ねて
大切に過ごしたいと
思うようになっていた。
だけど、いざその日が近くなってると
何をしたらいいのだろう?
と、揺れていた。
この半年間、何も変わらないまま
生きてきてしまったような
気がして
焦りが出てきた。
周りとお喋りしていても
「これから、どんどん短くなるからイヤなの。」
という声や
「この期間は~~をしなきゃね。」
という言葉を聴き
ますます心が急ぎそうになる。
私は、『夏至』について
ブログを読んだり
動画を観て
調べた。
関西にはタコを食べる習慣があること。
旬のミョウガやイチジクを味わうこと。
朝陽や夕日を静かに眺めること。
この半年の振り返りとこれからの行く末に想いを馳せること。
エプソムソルト(マグネシウムの結晶)のお風呂に入ったり
月末には神社へ赴いて「茅の輪くぐり」をしたりすること。
調べていくうちに、気がついた。
「あぁ、私、すでにやっていることもあったんだな」
と。
それなのに、どうしてこんなに焦ってしまうのだろう。
もっともっと、何かをしなければいけない気がして
立ち止まってしまう。
何かを『手放す』こともしたいけれど
新しい何かを『手に入れる』ことも諦めたくない。
そんな矛盾を抱えたまま、心は乱れていた。
そんな時、着物のリメイクをして貰って
ワンピースにして
友達と会ってお喋りをした
ことを想い出した。
それは、かつて両親が私のために準備してくれた着物だった。
仕付け糸がついたまま、これからもきっと着ることはないだろう。
身近に着物の世界を学んでいる人がいたので
思い切って尋ねてみた。
そして、その着物をワンピースへとリメイクしてもらうことにしたのだ。
こちらの意見を丁寧に汲み取ってもらい
素敵なアイデアも出してもらいながら
それは私だけのお気に入りのワンピースへと生まれ変わった。
タンスの中でずっと閉じこもっていた思い出が
新しい命を吹き込まれて外の世界へと開かれた瞬間だった。
日頃はズボンばかり穿いている自分が
まるで魔法にかかったようにおしゃれになった気がして
胸が弾んだ。
「こうあるべき」という古い思い込みを手放せば
もっと身軽に、風通し良く生きていける。
今の自分に合わなくなった執着を手放して
今の私に心地いい形へとアップデートしていきたい。
そうすれば、これからの人生を豊かにする新しい光が
きっと差し込んでくるはずだから。
頑張りすぎなくていい。
でも、ちょっとだけ気張って
毎日の彩りを楽しんでいたい。
明日からは少しずつ夜の時間が長くなっていく。
それは決して寂しいことではなく
豊かで落ち着いた『大人時間』の始まりなのかもしれない。
ギラギラとした真夏の太陽のような若さの季節は過ぎ
これからは夕暮れ時のグラデーションのような
深みと温かみのある人へといけるように。
今夜は、少しだけ部屋の明かりを落として
キャンドルを灯してみよう。
エプソムソルトのお風呂に
ゆっくり浸かるのもいい。
諦めずに、でも構えすぎずに
この瞬間を楽しむこと。
手帳を広げて、「これまで」の自分にお疲れ様と言って
手放したものを優しく労うこと。
そして、「これから」の日常に
心地よい余白を作ってあげること。
今夜は、そんな風にエネルギーをチャージする
時間をもとう。

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